iPad Pro 9.7インチではなく12.9インチにした理由について書いてみます。
目次
求む大画面!大きいは正義?
拡大せずに大判書籍を読みたい
購入・自炊(スキャン)した電子書籍、特に技術書や雑誌を原寸に近いサイズで閲覧したいということが大きな理由のひとつです。
これまで使っていたのは7インチタブレットでした。小さい画面で拡大しつつスクロールさせながら見るのは非効率な上かなりの苦行です。ただでさえ大型かつ文字の小さいオライリー本や雑誌では特に辛い。これらを出来るだけ拡大・スクロールすることなく読みたい!
この苦行のせいで所有している技術書を自炊できずにいました。そもそも特に技術書は紙の本で読むのが一番だと思っている上での苦行ですから電子化に気が進まないのは当然ではあります。しかし自分で増やしているとはいえどんどん本が増えているので、ちょっと見返す程度になったものはとっとと電子化して片付けてしまいたいのです。
書き物はA4がデフォルト
普段書き物(ドラフトとかマインドマップとか)にはA4の紙を使っています。これをデジタル化したいのですが、場合によってはもっと大きいサイズを使いたいこともある位なので領域は広いに越したことはありません。
描き物こそ大画面希望
私は美大出でして絵を描くので、やはり広さも欲しい。大きい作品を描くにはやはり出来るだけ大きい画面な方が作業しやすいです。そもそもデジタルで絵を描くことをして来ておらず原寸で描いていたわけですから12.9インチですらどの程度耐えられるのか…。
実際あえて12.9インチを選んだ方は絵を描くことに重点を置いている方が多いようです。プロ漫画家の方でiPad Pro 12.9インチ2枚で見開き漫画を描くという猛者もいらっしゃいますね。
またこれはサイズの話ではなくiPadの中でもProを選んだ動機ではありますが、Apple Pencilに期待したということがあります。Appleもクリエイティブ系での利用の快適さを謳っていますし、そこに大きな期待があることでより大きい12.9インチを選択する動機のひとつになりました。
動画・画像の閲覧と編集
映画好きで定額動画配信サービスに加入しています。映画を観るならより大画面が欲しいのは当然といえます。また動画・画像それぞれの編集でも画面が大きい方が確実に作業しやすいです。
持ち歩きノートPCの代わりになるか
これも12.9インチにした理由というよりiPad Proにした理由ではありますが、部分的には代わりになる場面もあるのかなと。そうなるとやはり画面が大きいことが効いてきます。
AppleもPCに代わりうるガジェットになりえるよ!的なアピールをしていますが使用者のレビューを見ると過剰な期待は禁物なようです。どの程度代わりになるのか未知数ですが、例えば出張時にプライベートな作業で出来ることが多くなるのではないかと期待しています。
その他検討したこと
PCの買い替えと悩んだ
買い替えならMacProが良いなと思っていて新型が出れば購入を検討するつもりでいます。なのに発表される気配がない…。Surfaceも一瞬候補に上がりましたが高すぎで即却下になりました。
サブモニター導入と悩んだ
Chromecast のミラーリングでタブレットからTVに出力するとかPC用サブモニターを導入することも考えました。しかし自宅のレイアウト、リビングで使う場合の私の使い勝手と家族の快適性(大きくてTV視聴の邪魔になる)を考えるとどちらも微妙です。
またサブモニター却下のもうひとつの理由はなんだかんだでデスクトップ機より使用時間が長いノートPCのパワー不足です。最近購入した最新ソフトウェアがスムーズに動作しないことがあったので、サブモニターに映し出す分のソフトウェアの負荷すらも減らしたいんですよね。
外では使わない
外出時は Nexus7(2012)を持ち歩くので主に自宅か会社での使用になります。職場で使うことになったとしても通勤時間が短くタブレットを出すことはほぼなく最低限の運搬だけなので、重さがネックになることがありません。
まとめ
こうやって書いてみると私が最もiPad Proに求めている性能はやはり大きさです。iPad Proの購入検討を始めた頃に9.7インチが発売されましたが、12.9インチと比較した時の迷いはさほどではありませんでした。
使い始めてみてやっぱり12.9インチで正解だと感じています。購入して2ヶ月以上経ちましたので特に購入理由のそれぞれについて順次レビューするつもりです。