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[レビュー] ZO6255 (4) – リケーブル編その3(1万円以上)&まとめ

ZO6255のレビュー第4回はリケーブル編その3です。1万円以上のリケーブルについてまとめました。ZO6255のレビューはこれが最終回です。

なお中華イヤホンはロットの違いやばらつきで音が違うことがあるため、できればレビュー第1回をお読みになって付属ケーブルのレビュー内容がご自身の感じ方に近いかどうか確認していただけるとより参考にしていただけると思います。

純銀

Yinyoo YYX4750(8芯銀)

純銀8芯リケーブルYinyoo YYX4750(mmcx 2.5mm)の画像
渋い色合いでさほど太くありません。
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:YYX4750
  • 芯材:銀
  • 芯数:8芯
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 13,900円(2017/07/31)

2PINを購入してすごく良かったのでmmcxも買いました。

  • 音場は広め
  • 臨場感あり
  • 情報過多?
  • 高音が良く出ている
  • 低音も不足はない

純銀は高音寄りらしいと聞きましたが確かに高音が良く出ています。しかし低音も十分出ています。他のケーブルと比較して弱すぎるとか厚みがなさすぎるということはないです。

銀メッキ16芯HiF4747(レビュー記事(3)の個別解説)と同様に弦楽器の弦の響き(ビビリ)が耳障りに感じることがありました。ウレタンフォーム素材のイヤーピース(未加工)で改善します。接着剤加工したウレタンイヤーピースだとまだちょっと気になったので、YYX4750ではあえて加工していないイヤーピースの方が良いようです。

しかし銀メッキ16芯HiF4747ほどは低音に厚みがないことから、価格も加味するとZO6255との組み合わせで強くおすすめするほどではない気がしました。他のイヤホンでは驚くほど良い音になったものもあったので相性だと思います。

太さは8芯としては太すぎということもないようですが、銀は銅より重いので銀メッキなどと比べると若干重い気がします。

金銀合金+OFC

Yinyoo YYX4765

金銀合金+OFCリケーブルYinyoo YYX4765(mmcx 2.5mm)の画像
コッパー輝く高価格リケーブルです。ちと重い…。
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:YYX4765
  • 芯材:金銀合金&OFC
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 15,900円(2017/07/31)

解像度が高く非常に聞き心地の良い音です。ZO6255に使うかどうかは別として気になっていたところAmazonプライムデーでかなりお得だったので買ってしまいました。

  • 比較したケーブルの中で最も明瞭
  • 締りと厚みがある
  • 全域でバランスが良い音質
  • 解像度が非常に高い
  • 音場は横以外にも広がる
  • 情報量は純銀8芯や銀メッキ16芯には負けるが十分

明瞭感と厚みがあり艷やかで、音場は横以外にも広がっています。高さが出たと言うか。

情報量は純銀8芯や銀メッキ16芯ほどではないと感じましたが解像度が非常に高く音が生々しいです。比較したケーブルの中ではシンバルにスティックが当たって金属に振動が伝わる様が最もリアルに聞こえてきました。アンプを通すと更に解像度が高まり「おおー」と声が出そうになります。

アンプなしでスマホ直挿しでもなかなか良い音が出ると感じます。プライムデーの間に2PINも買っとけば良かったなー。

ただしはっきりした寒色系の音色が好きな方や他のケーブルで感じられる弱ドンシャリな感じが良いと感じる場合は好みが分かれそうです。

また、中華リケーブルとしてはかなり高級品なので6,600円のZO6255にはもったいないというか…。このケーブルの能力をもっと活かせるハイスペックイヤホンに使いたいかも。

購入時の注意点としてはちょっと太くて重いことです。金銀合金が本当ならどちらも銅より重いので重さは仕方ないですね…。

2018/08/11追記:YYX4765単独のレビュー記事を書きました。ZO6255以外のイヤホンとも合わせてレビューしています。

リケーブルまとめ

リケーブルはどれも付属ケーブルにあったこもりとボワ付きが改善しクリアな音になります。それによって情報量・解像度・分離・定位が全体的に向上します。どれを使っても確実に付属ケーブルよりはずっと良くなります。

全3回のリケーブル編レビューで試した全てのリケーブルのうち、ZO6255に合いそうなケーブルは以下5本です。()内は相性が良かったイヤーピースです。耳の形と好み次第なので参考まで。「加工済み」は先日紹介した接着剤加工です。

  • 16芯銀メッキ高純銅 HiF4747(加工済みコンプライ Ts-500使用)⇒[レビュー詳細]
    • 高音は十分出ている
    • 低音に厚みがある
    • 音場が広い
    • 情報過多?
    • ウレタンフォーム素材のイヤーピース必須
    • 出力ほどほどのアンプで万能型に寄る

  • 金銀合金&OFC YYX4765(加工済みコンプライ Ts-500使用)⇒[レビュー詳細]
    • 比較したケーブルの中で最も明瞭
    • 締りと厚みがある
    • 全域でバランスが良い音質
    • 解像度が非常に高い
    • 音場は横以外にも広がる
    • 情報量は純銀8芯や銀メッキ16芯には負けるが十分

  • 8芯高純度銅 KBF4759SpinFit CP145使用)⇒[レビュー詳細]
    • 音場が広がった
    • 解像度もなかなか高い
    • 銀メッキより若干マイルド
    • ボーカルがよく聞こえる
    • 高音はシャリシャリしない
    • スマホ直挿しなら全域でバランスが良い音質
    • アンプ(バランス)があれば低音しっかり厚みあり
  • 8芯銀メッキ YYX4762(加工済みコンプライ Ts-500もしくはSpinFit CP145使用)⇒[レビュー詳細]
    • 音場が広がった
    • 音が締まった
    • 中音域が埋もれなくなった
    • ボーカルが程良い距離感でよく聞こえる
    • 音にやや厚みが出た
    • 他の8芯銀メッキよりやや艶がある
  • 8芯銀メッキ YYX4732SpinFit CP145使用)⇒[レビュー詳細]
    • 音場が広がった
    • 音が締まった
    • 中音域が埋もれなくなった
    • ボーカルが程良い距離感になった
    • 付属ケーブル(銀)の音質がそのまま良くなったイメージ

これら5本のケーブルはアンプなしでもわりと良い感じに鳴る方だと思います。また、高出力なアンプよりパワー程々の小型アンプやポタアンの方がドンシャリにならずバランスが良くなることが多かったです。

音質を求めるとどうしても高いケーブルが勝ってしまいます。高いケーブルでもオーバースペックだとは感じない程度にZO6255は頑張ってくれると感じました。

ただし黄色い16芯のHiF4747[レビュー詳細]はシリコンのイヤーピースでは耳障りな音(歪み?)も聞こえてしまい、最も高額な金銀合金&OFCのYYX4765[レビュー詳細]もウレタンフォーム素材のイヤーピースとの方が相性が良いような気がするので、ウレタンフォーム素材のイヤーピースが苦手でシリコンのものを使うなら8芯の方がZO6255の出番が増えるんじゃないかと思います。

ZO6255総合まとめ

4回に分けてお送りしたZO6255のレビューですが、改めてリケーブルも含めた総合評価は以下の通りです。

  • 長時間のエージングが必要
  • 開放型のわりに音漏れしない
  • ハイポテンシャル
  • リケーブル次第で弱ドンシャリから万能タイプ寄りまで

最初は弱ドンシャリ寄りかと思っていましたが、ケーブルによっては低音が出つつもバランスが良い音質にもなりました。どちらが本来の音なのか判断する技量が私にはないのですが、ケーブルの特徴が結構出るようなので組み合わせによって非常に好みの音になる可能性とポテンシャルがあります。

個人的にはフラットに近い方が私のプレイリストに合っているので、銀メッキ16芯のHiF4747接着剤加工済みコンプライTs-500RADSONE Earstudio ES100(2.5mmバランス接続)の組み合わせで使うことにしました。金銀合金+OFCのYYX4764もかなり良いのですが、高すぎてもったいないというよりはよく聞く楽曲にHiF4747の方が合っていたのが決め手になりました。

全部で1万円半ばのイヤホンになってしまいましたが、投資以上の音になりました。非常に満足しています。

収納袋が付属していますがケーブルに負荷がかかるのが嫌でハードケースに入れています。他の中華イヤホンを買った時についてきたフェイクレザーのハードケースが良かったので似たものを購入。

安い割にチープ感がなくケース自体がちゃんとした箱に入っており、入れ替えてラッピングすればプレゼント用にも良さそうです。

ZO6255全レビューと関連記事は以下からどうぞ。