[レビュー] audbos k5 改め TENHZ k5 (6) – リケーブル編まとめ

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音質の追求に余念がない(リケーブル沼にハマったとも)と言いますか、リケーブルを買い込んでいたのでリケーブル編レビューが長くなりました。今回は総合まとめになります。個別のリケーブルの詳細は気にしないという方は今回だけ、もしくは今回の記事で気になったリケーブルの解説(リンク先)だけ読んでいただければよろしいかと。

おすすめリケーブル

付属ケーブルに似たバランスのリケーブル

Yinyoo YYX4753(6芯純銅)

  • フラット傾向はそのまま
  • まろやか
  • 伸びやか
  • 見通しの良い音場
  • 締まり不足は感じない
  • 音の厚みはなかなか
  • 1,989円→1,889円(100円OFF 2018/08/28)

アンプを持っていないなら4千円以下の中では6芯純銅のYYX4753がおすすめです。⇒個別解説

程良い音の締まりと見通しの良さ、それに付随して音の自然さがあります。他のリケーブルでは音場の広さ、特に高さが低くなった印象ですがこれは比較的維持されていて、リケーブル後も音場は広めだと思います。

銀メッキより銅線の音が好き、付属ケーブルよりちょっとだけマイルドにしたい、もっと自然な空気感が欲しいという方におすすめです。

Kinboofi KBF4759(8芯高純度銅)

  • 厚みはなかなか
  • 高音は刺さらず
  • 低音は十分
  • ボーカルがよく聞こえる
  • 音の輪郭がやや緩い
  • アンプを使うとぐっと音質向上
  • 3,359円→2,359円(1000円クーポン 2018/08/28)

ZO6255では5千円以下部門のおすすめリケーブル上位に入ったリケーブルです。特にアンプをお持ちならおすすめです。⇒個別解説

KBF4759はアンプで音質が向上するケーブルです。あまりパワフルでない方が付属ケーブルの音のバランスをキープできます。アンプで音が締まるタイプのケーブルでは音場がその分狭くなることが多いのですが、このケーブルはアンプ使用で音が程良く締まりつつ音場の広さを保っているようです。

HiFiHear HiF4747(16芯銀メッキ高純銅)

  • フラット傾向は変わらず
  • 音のバランス、強さなどは付属ケーブルに近い
  • クリア
  • 情報量が多い
  • 解像度が高い
  • 付属ケーブルより音に厚み
  • 付属ケーブルより迫力あり
  • 6,700円(2018/08/28)

個人的に気に入っているケーブルです。ZO6255との組み合わせではNo.1に輝きました。audbos k5(TENHZ k5)でもランクインです。⇒個別解説

フラット傾向は変わらず、しかし音の厚み・臨場感・迫力が増します。ただし付属ケーブルの音に満足している場合に迫力が増しすぎたと感じる可能性もあります。説明が難しいですが、音の圧が強まったような音です。

Yinyoo YYX4745(16芯銀メッキ)

  • フラット傾向は変わらず
  • 高音は刺さらず
  • 低音のアタック感は付属ケーブルより微妙に弱め
  • 伸びやか
  • 情報量が多い
  • 解像度が高い
  • 付属ケーブルより音に厚み
  • 6,900円→5,900円(1000円クーポン 2018/08/28)

迫力や音の厚みより空気感を良くしたいならYYX4745がおすすめです。⇒個別解説

ひとつ前におすすめしたHiF4747よりも低音のアタック感は控えめですがマイルドな調和が取れていて、アタック感についてもほんのちょっとだけ音量を上げてやればさほど不足は感じません。音場の広がりもまずまずです。

それなりにパワーのあるアンプがあるとアタック感が増すのも含めてかなり音質が上がるので、アンプがあるなら特におすすめできます。

個性が変わるリケーブル

HiFiHear HCYCX-123(8芯銀メッキ高純度銅)

  • フラット傾向はそのまま
  • 優しい音色
  • 高音は十分
  • アタック感はおだやかめ
  • 音の厚みは十分
  • リアルな自然さ
  • ボーカルが聞きやすい
  • 4,090円→3,290円(800円OFF 2018/08/28)

マイルドなリスニング系ヘッドホンのような優しい音色です。好みに合えば非常に耳に心地良いです。個別解説

解像度が特別高いわけではないようですがリアルな自然さがあり適度な音場も相まってなかなか臨場感があります。

人によっては優しすぎて迫力不足だと感じるかもしれません。明確な電子音っぽさ、キレ、アタック感などが欲しい方には物足りないだろうとは思います。心地よさより元気さを求めるならおすすめしないです。

Yinyoo YYX4763(8芯銀メッキ)

  • ドンシャリっぽさが出た
  • 高音がしっかり出ている
  • 低音のアタック感もしっかりめ
  • 低音のボワつきが軽減
  • 音の厚みも十分
  • 分離よし
  • 音場の高さと奥行きがやや狭まった
  • 4,320円→3,900円(2018/08/28)

フラットなaudbos k5を買ってみたものの結局好みはドンシャリだなーと言う方にはメリハリがありドンシャリっぽさが出る8芯銀メッキ YYX4763が楽しいと思います。⇒個別解説

ボワっとした伸びが改善、音の厚みや迫力は衰えず、ドンシャリっぽさが出つつもシャリシャリにならない、と、k5をドンシャリっぽくしたいならなかなか良いことづくめです。多少音場が狭まってもドンシャリ感が欲しい方におすすめです。

Yinyoo YYX4737(4芯銀)

  • フラット傾向は変わらず
  • 高音は刺さらず
  • 低音のアタック感が急激でない
  • 楽器の音の出方が自然
  • 音場が狭まった
  • アグレッシブ
  • 7,800円(2018/08/28)

楽器の自然さとアグレッシブさが同居するケーブルです。ただしどうも純銀ではないという話。⇒個別解説

低音のアタック感は入りがどちらかというと急激ではなく、しかしピークに達するのが遅くはないので物足りないわけではありません。おそらくこの音の出方によってだと思いますが、楽器の音の出方に自然さがあります。反面、アグレッシブさも感じます。音場はやや狭まります。

mmcx 3.5mmの他には2PIN 3.5mm2PIN 4.4mmが残っています。太いチェーンのような見た目が使用シーンを選びそうなケーブルですが音はなかなかです。

Yinyoo YYX4750(8芯銀)

  • フラット傾向は変わらず
  • クリア
  • 解像度高め
  • 高音くっきりめ
  • 低音も十分
  • 音に厚みあり
  • キレよし
  • 音が聞き分けやすい
  • 13,900円(2018/08/28)

お値段は高めですがスキッとしたキレと雑味のないクリアさがあります。個別解説

全体的にしっかりめ・くっきりめです。音場は付属ケーブルよりやや狭い気がします。キレが良くてくっきりしているせいもあるでしょう。クリアさとキレを重視するなら良いと思います。これらの特徴のおかげか非常に音が聞き分けやすいです。

アンプはないよりあった方が自然です。キレ重視ならなくても良いでしょう。

Yinyoo YYX4765(金銀合金+OFC)

  • フラット傾向は変わらず
  • 高音はかなり出る
  • 中音域は量感がある
  • タイトな低音
  • 音場が更に広い
  • 音場が横以外にも広がる
  • 音が濃く艷やか
  • 15,900円→14,900円(1,000円OFF 2018/08/28)

音場が広く濃い音の個性的なケーブルです。⇒個別解説

比較したリケーブルの中では最も音場が広いです。付属ケーブルに勝てるレベルです。しかし音は程良く締まり、過剰な伸びなどはありません。

厚みがありつつタイトで濃く艷やかな音色です。付属ケーブルと比較すると濃厚なので好みは分かれるだろうと思います。高いので気軽に試して欲しいとは言えないのですが…。

まとめ

audbos k5(TENHZ k5)の付属ケーブルは特に音場の広さにおいて非常に相性が良く、リケーブルへの投資に積極的でないなら変えなくても良いかもとも思えます。おすすめリケーブルを選ぶのがすごく難しかったです。

長々とお届けしてきたaudbos k5のレビューは今回で終了です。フラットなイヤホンではリケーブルの効果は軽微かと予想していましたが、結構変わるもんですね。レビュー投稿後に買い足したリケーブルについてはおすすめだと思える物があれば追記するかもしれません。

audbos k5(TENHZ k5)の全レビューは以下です。このまとめを先に読んだ方はレビュー編を無理に読破しなくても良いかとは思いますが、おすすめランキングに入らなかったリケーブルの中にも好みのケーブルがあるかもしれません。興味のある方は是非どうぞ。

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