2019/08/26 中華リケーブル一覧をセール価格で更新しました。

[レビュー] TWS X19 - 初TWSは装着のコツを掴んだら予想外に音が良かった!

今回はBluetooth5.0の完全ワイヤレスイヤホンTWS X19のレビューです。

いつもはおすすめイヤーピース編を書きますが私が使っているLサイズを装着した状態でケースに収まるおすすめイヤーピースの数が少なかったので今回1回のみにまとめています。

製品仕様

  • 型番:X19
  • Bluetooth 5.0
  • ドライバ構成:1DD
  • コーデック:SBC, AAC
  • 待機時間:180時間
  • 音楽再生:約5時間
  • イヤホン電池容量:>50mAh
  • 充電ケース電池容量:>450mAh

外箱はシンプルな黒。

TWS X19の外箱の画像

中身は過剰包装感がなくて個人的には良いと思います。

TWS X19の箱の中の画像
梱包はシンプルです。

付属品はケース兼充電器、イヤーピースはシリコン1種類3サイズ、充電ケーブル、説明書です。

TWS X19の付属品の画像

コロンとした楕円形。重みは装着してしまえば気にならない程度です。

TWS X19を手の上に乗せた画像
この形、果たして耳にどう収まるのでしょうか。

ケース兼充電器のサイズは小さめなんじゃないでしょうか。

TWS X19のケース兼充電器を手の上に乗せた画像

再生環境

BluetoothトランスミッターにはBluetooth 5.0を3.5mmジャックに接続するものを使用、FLACをSBC接続で再生して評価しています。なおこのタイプのトランスミッターを使用した場合、再生元の音量が小さい時にミュートされて途切れが生じることがあります。

詳しい関連記事を書いていますが、要約すると再生側の音量をできるだけ大きくしてX19の音量を下げて調節することでミュートされなくなります。

ちなみにUSBタイプのトランスミッターも試したのですがどうしても音が出せませんでした。

音質傾向

付属イヤーピース

高音の主張*
4.2
★★★★★
★★★★★
高音域の音量
4.1
★★★★★
★★★★★
中音域の音量
4.0
★★★★★
★★★★★
低音域の音量
4.0
★★★★★
★★★★★
アタック感*
4.1
★★★★★
★★★★★
  • 『高音の主張』は金属音などの目立ち具合です。
  • 『アタック感』は低音のアタック感の音量的な強さ(ドンシャリのドンの強さ)です。
  • 中低音域寄り弱ドンシャリ傾向
  • 高音のピークはやや高め
  • 圧迫感の少ない低音のアタック感

周波数特性チェック用のスイープ音源で耳で聞いてチェックした限りでは、低音域の上の方と高音域のが盛り上がった中低音域寄りの弱ドンシャリ傾向です。中音域付近の凹みは緩く浅めです。

高音域の周波数特性のピークはさほど低くはないものの、スネアドラムやシンバルの高音成分がもうちょっと欲しいと感じます。しかし音量的にはわずかに強めに出ています。気になって邪魔というほどではありません。

伸びやきらびやかさはあまりありませんがBluetoothの仕様上超高音域を間引いて圧縮しているそうなので仕方ないと思います。

中音域にはさほど凹みを感じません。予想外にきれいな音が出ており生楽器も悪くありません。人の声や物音は比較的現実の音に近い音の高さで出ています。ボーカルのサ行の不快感は歯擦音の強い英語圏の歌手でも気になりませんでした。

低音域の量感はあるものの密度がやや薄い印象です。アタック感の強い音も圧迫感は感じません。低音域の下の方は出ていないわけではありませんがちょっと控えめかも。

なおもしも低音に飽和感を感じる場合、原因は正しく装着ができていないか付属イヤーピースと耳との相性だと思います。装着を微調整するかシリコンの質の良いものに変えることで劇的に改善します。

音の距離感は普通です。音場も普通で、閉塞感は感じないものの高音域のカットのせいか抜け感がいまひとつだと感じます。残響音は適度です。分離と定位も悪くありません。

SBC接続なので情報量はあまり多くはありませんが、そのわりに解像度の低さを感じにくいです。ストリーミングや圧縮率の高い音源ではもっと差が小さいのでは。

SpinFit CP100Z

CP100Z(Amazon/AliExpress)はCP100に似ていますがTWS用で軸が短いです。SSは10mm、Sは11mm、Mは12.25mm、Lは13.5mmです。Lサイズは日本のショッピングサイトで売られているところを見つけられていません。

  • 低音域が弱る
  • 音が締まる
  • 分離が良くなる

付属イヤーピースよりも低音域の下の方の帯域が衰えます。高音域と中音域には大きな変化はないのですが低音域の量が減ります。もしも付属イヤーピースでこもりがあると感じていたならほぼ改善されます。私には付属イヤーピースより装着が良いので低音のアタック感が少し強まっています。

低音の密度がやや薄い感じは変わらないのでタイトと言うのともちょっと違いますが全体的に音に締まりが増します。また、締まりのおかげで分離が良くなります。

日本のネットショップではMサイズまでしか見つけられなかったため私の耳にはちょっと小さいような気がします。AliExpressでLサイズを見つけて注文済みですので、後日試して追記します。

SpinFit CP360

SpinFit CP360(Amazon/楽天市場)はとても柔らかく吸い付くようなシリコン製のイヤーピースです。TWS用として販売されていますが普通のイヤホンにも使うことができます。医療用シリコンで出来ていて痒くなりにくい(個人的には実感できます)のもメリット。吸い付きやすい素材で出来ていて装着感と固定が良いので私はこれを使っています。SSは1.5mm、Sは11mm、Mは12mm、Lは13mmです。

  • 高音の主張が少し強まる
  • 低音域が弱る
  • 低音のアタック感が音量的に強まる
  • 音が締まる
  • 分離が良くなる

高音域は音量的に大きくなるのではなく周波数特性的なピークがぎりぎりまで出せるようになるようで、金属音などではいくらかきらびやかさが感じられるようになります。それによって中高音域の生楽器の高音不足を感じにくくなります。

低音域が弱りますが装着感が良いからかアタック感はむしろ強まるので、バランスの良い弱ドンシャリ傾向だと思います。低音の厚みや量感を落としたくないなら向きません。

吸い付くような装着感でかなりきちんと固定できるので、頭を振っても落ちることはありませんでした。

その他

装着感

やや浅めの装着です。個人的にはきっちり奥まで入れる方が好みなので最初は気になりましたが使ううちに慣れました。楕円形をちょっと斜めな程度ではなく横向きに近い角度で装着するのが正解なようです。

私の耳の形状(起き耳と外耳の角度)のせいか適切な位置にフィットさせるのに毎回手こずります。装着位置が悪いとシャリシャリになったりこもったりするので微調整してください。私は装着してからも軽くグリグリと動かしてイヤーピースの穴の角度を調節しています。

音漏れ・遮音性

適切に装着できていれば遮音性と音漏れは普通です。

電波強度

電波強度は普通か、ちょっとだけ弱め。自宅内で使用している場合の体感的には電波強度が強いBluetoothイヤホンよりも距離なら50cmくらいノイズが出るのが早く、木のドア1枚分くらい遮蔽物に弱いです。

ペアリング

一度ペアリングしてしまえば再生機器側のBluetoothをONにしてX19をケースから取り出すだけですぐに再接続します。とても早いです。

充電時間と再生時間

充電時間と音楽再生時間は概ね公称値通りでした。

TWS X19を充電中の画像
充電中は赤いランプが点灯します。

ケースの裏側にランプがついていて充電開始した時に残量がわかる(残量が十分なら緑点灯)のが良かったです。

X19に限らないと思いますが、ケースのバッテリーが切れるとイヤホンが充電しようとする→できない→イヤホンが起動する→バッテリーロウ、を繰り返してイヤホンがずっとしゃべっていることがありました。ケースに入れている時にガイダンスが止まらない場合はケース側を充電すると止みます。

総評

初TWSだったこともあって装着に少し試行錯誤しましたが、上手く装着できればコスパが良いと感じられるだけの音が出ます。こもりが強かったりシャリシャリだったりする場合は装着が主な原因です。

また、私の耳と付属イヤーピースでは相性が微妙なようで低音のアタック感が弱っている気がします。他のイヤーピースではもっと強めで、ドンドンではないもののやや強めではあります。私は今のところSpinFit CP360(Amazon/AliExpress)を使っています。

おすすめしたTWS用以外のイヤーピースにも付属イヤーピースより音の良くなるものは当然あるのですが、私が使っているサイズ(大きめ)ではイヤーピースを付けたままだと充電できなくなる場合が多く、付け外しが面倒で結局使わなくなってしまったため記事からは除外しました。

中高音域、特に楽器の音が意外ときれいに出ていて驚きました。ほどほどに明瞭で一定の自然さがあり、Bluetoothイヤホンの進化を感じます。人の声が聞きやすいのでラジオを聞くのにも向いています。

完全ワイヤレスイヤホンをひとつしか持っていないのでおすすめ条件が出せませんが、TWSであることと価格帯を考慮すれば不満はありません。楽曲を選びにくく使いやすいと感じる音のバランスで、特にイヤーピースをCP360に変えて高音のピーク不足を感じにくくなってからはなんだかんだで頻繁に使っています。完全ワイヤレスの便利さの前にケーブルのあるBluetoothイヤホンが敗北したのも大きいです。

逆にX19をおすすめできないのは、同価格帯で評判の良い有線イヤホンとTWSで迷っている人、シャープな音が好みな人、低音の密度感を重視する人です。

X19に限らず同じ価格帯でBluetoothイヤホンと有線イヤホンを比べてしまうとどうしも有線イヤホンに軍配が上がるでしょう。Bluetooth部分にコストがかかる以上仕方がないことだと思います。

5千円のTWSでこれくらいの音が出るなら…と価格帯が上のTWSが欲しくなりますが、バッテリー寿命がある以上ずっと使い続けられるものではないのであまり高いものは躊躇しますね。そういう意味ではTWS X19はちょうど良い価格帯と性能なのかもしれません。ちなみに記事公開時点では20%OFFです。