2019/08/26 中華リケーブル一覧をセール価格で更新しました。

[レビュー] Yinyoo YYX4743 8芯銀箔糸銀メッキリケーブル

月初めのセールでリケーブルを数本ゲットしたので、ZO6255とAudobos k5、KZ ZS10(mmcx→2PIN変換アダプター使用)で試してみました。今回はYinyoo YYX4743です。

売り切り価格になって既にだいぶ売れてしまい4.4mm端子のものしか残っていないようです。しかしせっかく記事を書いたので公開しておきます。

製品仕様

8芯銀箔糸銀メッキリケーブル Yinyoo YYX4743(mmcx 2.5mm)の画像
キラキラ銀色です。
  • ブランド:Yinyoo
  • 芯材:銀メッキ銀箔糸
  • 芯数:8芯
  • ストレートタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 価格4,150円→2,300円(2018/09/11)

編みがやや緩いためか8芯としてはやや太めです。

8芯銀箔糸銀メッキリケーブル Yinyoo YYX4743を手に持った画像

YYX4743の商品説明には以下のように書かれています。WTSUN Audio(Easy earphones)さんの商品説明は概ね使ってみた時の感想と合致するようなので参考になりますよ。

  • 低域から中高域までクリアで臨場感溢れる音場を表現
  • 音場の広がりや低域の伸びが効果として実感
  • 目の前で歌っているような臨場感
  • 透明感のある鮮やかな音質

音質

ZO6255

  • ブランド:Zodic Audio
  • ドライバ構成:DD×2, BA×2
  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:120db ± 3db
  • 再生周波数帯域:10Hz~40,000Hz
  • ケーブル端子:mmcx
  • マイク搭載

*AliExpressのAnniversary SALE期間は3/28 16:00~4/1 15:59

ZO6255は付属ケーブルでは弱ドンシャリ傾向ですがリケーブルによって弱ドンシャリから、低音がしっかり出るバランスの良い音質まで変化が出るイヤホンです。長時間のエージングとリケーブル推奨。『[レビュー] ZO6255 (1) - エージングで本領発揮するイヤホン』から全4回でレビューを書いています。

  • アンプなし
    • メリハリがあってクリア
    • シャキッとした高音
    • 低音のアタックはしっかりしているが厚みはそうでもない
    • ボーカルがよく聞こえる
  • アンプあり
    • 高音十分なのに刺々しくない
    • 低音のアタック感がアンプなしより若干マイルド
    • 音の厚みあり
    • 空気感が良く臨場感あり

3.5mmアンバランス接続でアンプなしだと音にメリハリがあってくっきりしています。

高音はシリコンのイヤーピースでは刺さるちょっと手前くらいまでシャキッと出ていて更にちょっと刺々しい気がするので、アンプがない場合は高音が出るタイプのイヤホンが苦手な方には好みじゃないかもしれません。シンバルやスネアドラムがよく聞こえるタイプです。

中音域は十分出ているにもかかわらず高音のシャキシャキ感でややドンシャリ傾向があるように聞こえます。

低音はアタック感はしっかりしていますがすごくよく出ているというわけではなく、厚みがもう一息欲しいような気もします。

音場は8芯の普通くらいです。特別広いということも狭いということもないです。解像度は所有している8芯銀メッキの中ではやや高めじゃないでしょうか。

しかしアンプを通すと劇的に音が整います。低音のアタック感は若干マイルドになりますが音の厚みが出始めて、空気感がよくなり臨場感が増し、高音の刺々しさが改善しました。バランス接続では低音のアタック感もしっかりしつつ更に厚みも出て来ます。

イヤーピースはコンプライ Ts-500SpinFit CP145Final Eタイプを試してFinal Eタイプが一番良かったです。コンプライ Ts-500だと低音のアタックがマイルドになり過ぎ、SpinFit CP145だと高音がシャキシャキ出過ぎると感じました。

パワフルでなくても良いのでアンプか、多少パワーのあるDAPでないと商品説明にあるような音質は得られないかもしれません。

audbos k5(TENHZ k5)

  • ドライバ構成:DD×2, BA×2
  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:100±2dB
  • 再生周波数帯域:20Hz-40000Hz
  • ケーブル端子:mmcx

*AliExpressのセール期間は8/26 16:00~

audbos k5(名前が変わってTENHZ k5)はフラット傾向でありつつも適度に高音の音量のピークが高まっていて低音のアタック感もまずまずで厚みもあるので弱ドンシャリっぽさも感じる、音場が広いイヤホンです。『[レビュー] audbos k5 改め TENHZ k5 (1) - 音場の広い優秀イヤホン』から全6回でレビューを書いています。第2回から第5回はリケーブル比較レビューなので、結論だけでよろしければレビュー第1回レビュー第6回だけどうぞ。

2018/08/18追記:audbos k5のリケーブル検討で更に聞き込んだので内容を追加修正しました。

所有しているケーブルの中ではaudbos k5の音場の広さの邪魔をしにくいです。

  • フラット傾向は変わらず
  • 聞きやすい音色
  • 音場は広め
  • 高音はかなり出ている
  • 低音は十分
  • 音の厚みは悪くない
  • ボーカルがよく聞こえる

audbos k5の高音はケーブルの種類によって刺さる直前からあと一息欲しいというところで推移するのですが、このケーブルでは高音がかなり出ている気がします。低音のアタック感や低音域から中音域までの厚みも十分です。

イヤーピースにより変化があります。SpinFit CP145final Eタイプよりコンプライ Ts-500の方が音場が広いです。臨場感もウレタンの方が上でした。音の厚みも増しました。接着剤加工すれば高音も十分出るので加工したウレタンフォーム素材のイヤーピースを使うのがおすすめ。

情報量と解像度は8芯銀メッキ相応だと思います。ここ半年くらいに買った4千円台の8芯銀メッキリケーブルの多くと比べても特別良いとか悪いとかいうことはなさそう。

アンプを使うとパワーに比例して迫力が増し音が締まりますが、音が締まる=伸びが衰えるリケーブルでは音場が狭くなることも多いです。このケーブルはパワフルなアンプでも締りすぎにはなりませんでした。しかし少しでも音場の広さを取るならアンプなしか、パワー控えめなアンプが良いと思います。

audbos k5とは相性が良さそうなケーブルなのですが既に4.4mm端子のケーブルしか在庫がないので対応するポータブルアンプかDAPをお持ちの方でないと使えないですね…。

KZ ZS10

  • ドライバ構成:DD×1, BA×4
  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:104dB
  • 再生周波数帯域:7Hz~40000Hz
  • ケーブル端子:2PIN(0.75mm)

*AliExpressのAnniversary SALE期間は3/28 16:00~4/1 15:59

KZ ZS10は高音域≒中音域≧低音域かつ低音のアタック感がやや強いため低音寄り弱ドンシャリ感のあるバランスで、音場が広めのイヤホンです。アンプなしでも普通に聞けますが、本領発揮させるためにはアンプが欲しいイヤホンだと思っています。なお基本的にKZ製品は長時間のエージングが必要です。

  • アンプなしではぼんやり
  • アンプありで聞きやすい音色
  • アンプがあっても全体的に何か足りない

買ったケーブルはmmcxでZS10は2PINですがmmcx→2PIN変換アダプターで試してみました。あくまで安いアダプター経由なので参考程度に…。

アンプを使わないとZS10のクリアさが衰えてぼんやりした音色になってしまいました。アンプを使うとクリアになりつつ聞きやすい音色になりましたが…全体的に何かが物足りない。小型アンプからパワーのある据え置きアンプに変えてもなんだかピンと来ない。音が凡庸になったように感じます。あえてこのケーブルにする必要性を感じません。

総評

相性さえ良ければ音場はやや広がって臨場感も増すリケーブルです。

高音はイヤホンの音質を強調する(高音域全体を音量的に大きくするのではない)傾向があるようで、組み合わせるイヤホンによってだいぶ違って聞こえます。イヤホン自体にシャリつく要素があるとアンプなしではシャキシャキになる可能性がありそうです。ZO6255で感じたシャキシャキはイヤホンの弱ドンシャリ傾向が影響していたのかもしれません。

しかし音量的に弱めな高音を増強してくれるわけではなく、高音不足なイヤホンの場合に補ってくれるとかシャリシャリになってしまうということはないようです。

弱ドンシャリ傾向のあるZO6255でアンプを使うと音に臨場感が出ましたしaudbos k5との組み合わせも悪くはなかったので、そこそこ程度に高音が出るイヤホンの方が合うのかもしれません。かなり相性に左右されそうで、少なくともKZ ZS10には合いませんでした。