[レビュー] KZ ZS6 (3) – リケーブル編その2(3千円~5千円)

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KZ ZS6のレビュー第3回はリケーブル編その2です。3千円~5千円のリケーブルについて書いて行きます。結論だけでよろしければ『まとめ』だけどうぞ。

なお中華イヤホンはロットの違いやばらつきで音が違うことがあるため、レビュー第1回を読んで付属ケーブルのレビューがご自身の感じ方に近いかどうか確認しておいてください。

ちなみに私の手元にあるKZ ZS6は耳で聞いたときの音量バランスが高音域>低音域≧中音域の高音寄り弱ドンシャリです。

銅線

Kinboofi KBF4759(8芯高純度銅)

8芯高純度銅リケーブル Kinboofi KBF4759(mmcx 2.5mm)の画像
明るい銅色
  • ブランド:Kinboofi
  • 型番:KBF4759
  • 芯数:8芯
  • 芯材:高純度銅
  • ストレートタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 3,359円(2018/11/09)
  • 11/09時点で1000円OFFクーポンあり

ZO6255のレビュー(2)audbos k5(TENHZ k5)のレビュー(2)BQEYZ KC2のレビュー(3)でおすすめリケーブルにランクインしています。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 高音が少し出てきた
  • 低音が少し締まった
  • 反響が衰えた
  • 音場が狭まった
  • 分離と定位向上
  • クロストークが大きく改善

高音の一部が出てきたせいか付属ケーブルよりも金属音がはっきりと聞こえるようになり、一般的なシリコンやクリスタルチップスなどの高音が減衰しにくいイヤーピースでは若干邪魔をしています。しかしコンプライ Ts-500を使うと程々に高音が衰え、汎用性が高くなるようです。以下コンプライで評価していきます。

反響が抑えられたことと低音の音質向上に効きやすいコンプライを使ったことで中高音域ほどには締まっていなかった低音域が締まって解像度が上がり、コンプライで高音域の主張も抑えたことで全体的な解像度のバランスが取れたと思います。

クロストークが大きく改善し、音量を大きくしてみてもほぼ流れ込みは聞こえなくなりました。そのおかげもあってか分離と定位が向上しました。

反響が抑えられたことで音場は音の近さ相応になり、派手さも衰えてしまったため全体的にややおとなしくなっています。しかし地味になり過ぎてはいないので、ZS6が派手すぎて使い所がないと感じていたならなかなか良いのではないでしょうか。

アンプを使用すると低音域が他の音域に負ける傾向があるようです。アンプなしで良いと思います。

コンプライが苦手でない、ZS6の音が派手すぎて使いづらい、アンプを持っていない方にもおすすめです。1,000円クーポンが出ていることが多く2,000円台で購入できるのでコスパはかなり良いです。しかし付属ケーブルの派手さと音場表現(反響で広がったように感じさせる)が好みなら気に入らないと思います。

Yinyoo YYX4744(8芯OFC)

8芯OFCリケーブル Yinyoo YYX4744(2PIN 2.5mm)の画像
チューブ状のリケーブルです。色は銅色。
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:YYX4744
  • 芯材:OFC
  • 芯数:8芯
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 4,999円(2018/11/09)

キンバー風ケーブルと呼ばれているらしいです。やや色付けがある音色のような気がしています。ZO6255のレビュー(3)audbos k5(TENHZ k5)のレビュー(4)で比較しています。ZO6255ではイマイチ、audbos k5ではまずまずの相性でした。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 高音が少し出てきた
  • 低音域が衰えた
  • 低音のアタック感が強まった
  • 反響が抑えられた
  • 音場が狭まった
  • 分離と定位向上
  • クロストークが大きく改善

高音の一部が出てきて主張し過ぎるようになってしまったのでコンプライなど高音が減衰するウレタンフォーム素材のイヤーピースが良さそうです。以下コンプライ Ts-500で聞いていきます。

低音は締まりアタック感が強まったものの、低音域全体ではやや衰えたため音量を上げたくなります。全体的には音が少しだけ重くなり濃くなったようです。付属ケーブルで音が軽くなりやすい楽曲でも軽さを感じにくいです。

反響は抑えられたので音場は音の近さ相応に感じられるようになり、加えて派手さも抑えられました。地味になったわけではないので、付属ケーブルの音が派手過ぎると感じていたならさほど不満はないのかもしれません。

低音域全体が微妙に衰えたのがアンプを使用してもあまり改善しません。むしろ高音が頑張りすぎてしまう感じです。

低音域のわずかな衰えをアタック感の強化だけでは補いきれていない気がします。おすすめには入りませんね。

銀メッキ

NICEHCK TDY1(8芯銀メッキOFC純銅)

8芯OFC純銅銀メッキ NICEHCK TDY1(mmcx 2.5mm)の画像
銀メッキですがやや白金っぽい色です。
  • ブランド:NICEHCK
  • 型番:TDY1
  • 芯数:8芯
  • 芯材:OFC純銅銀メッキ
  • 12ヶ月保証
  • 通常価格:3,050円(2018/11/09)
  • 色違い(TDY2)あり

所有しているのはmmcxなためmmcx→2PIN変換アダプターで試聴しています。

  • 高音域が若干衰えた
  • 低音域が若干衰えた
  • 反響が抑えられた
  • クロストークが大幅に改善

高音域全体はあまり変わっていませんが高音の一部が抑えられたようです。低音域は衰えが感じられます。結果、全体としてはおとなしくなった印象です。

反響が抑えられたので分離と定位が良くなるかと思いましたがそうでもなく、高音が衰えたことと相まって一層派手さがなくなりました。

全体的におとなしくなり過ぎた気がします。大きく改善したのはクロストークくらいなので特別推しになる点もないかと。アンプを使用してもイマイチでした。

NICEHCK TYB1(8芯銀メッキ+高純度銅ミックス)

8芯銀メッキ&高純度銅ミックスリケーブル NICEHCK TYB1(mmcx 2.5mm)の画像
ピンクっぽく見えますが銅色と銀色のミックスカラーです。
  • メーカー:NICEHCK
  • 型番:TYB1
  • 芯数:8芯
  • 芯材:銀メッキと高純度銅ミックス
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 通常価格:3,150円(2018/11/09)

所有しているのはmmcxなためmmcx→2PIN変換アダプターで試聴しています。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 高音の主張強め
  • 低音域がわずかに衰えた
  • 反響が抑えられ過ぎた
  • クロストークが改善

低音域がわずかに衰えました。高音域は音量的に大きくなったと言うより部分的に尖ったと言うか、付属ケーブルよりも若干主張するようになりました。若干サ行の不快感があります。

高音が気になったのでコンプライ Ts-500で少し減衰させて聞いてみましたがまだ主張が強く全体のバランスと合っていません。

反響は所有リケーブルの中では特に抑え気味で残響音が微妙に足りなくなりました。ウレタンフォーム素材のイヤーピースを使うとシリコンよりも抑制されてしまうのでそのせいもありそうです。

所有しているイヤーピースで最も高音が減衰するのはコンラプイなのですがそれでもまだ強く出過ぎていると感じます。相性が良くないようです。

HiFiHear HiF4760(8芯銀メッキ7n高純銅)

8芯銀メッキ7n高純銅リケーブル HiFiHear HiF4760(mmcx 2.5mm)の画像
銀メッキと銅色ですが実物はもうちょっとピンクっぽく見えます。
  • ブランド:HiFiHear
  • 型番:HiF4760
  • 芯材:銀メッキ7n高純銅
  • 芯数:8芯
  • ストレートタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 価格:3,150円(2018/11/09)

購入したのはmmcxなのでmmcx→2PIN変換アダプターを使用して評価しています。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • アタック感が少しだけ強化
  • 厚みはそこそこ
  • 反響が抑えられた
  • 気持ちよさが激減

反響が抑制されすぎた気がしたので、私の耳ではZS6との組み合わせで反響を拾いやすいfinal Eタイプで聞いていきます。

中高音域周りはあまり変わらず。低音域は音量的に微妙に衰えたようなそうでもないような…。アタック感は強化されてしっかりとしました。しかし全体的な音の厚みはそこそこ合格ラインと言う感じで、イヤーピースとの組み合わせなり楽曲次第ではちょっとでもバランスが崩れると軽くなる可能性がありそうです。

反響を拾いやすいイヤーピースを選んでもまだちょっと抑えられ過ぎています。遊びがない印象になりZS6の気持ちよさがすっかり消えてしまいました。相性が悪いです。

Yinyoo YYX4784(銀メッキOFC)

銀メッキOFCリケーブル Yinyoo YYX4784(2PIN 2.5mm)の画像
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:YYX4784
  • 芯材:銀メッキ
  • 芯数:8芯
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 通常価格:3,289円(2018/11/09)

最近入手したリケーブルです。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 低音域がちょっとだけ衰えた
  • 反響が抑えられた
  • 音の広がりが衰えた
  • 音の輪郭が柔らかくなった
  • 派手さが抑えられた
  • 聞きやすくなった
  • 解像度・情報量が落ちた

ほんのちょっとだけ低音が衰えた気がします。中低音域についてはドンシャリ傾向と言える程の差はないと思います。

音の距離感は付属ケーブルから変わっていないように感じますが、音の広がりで上手く錯覚させている反響が抑えられたため音場が狭まったように感じられます。主に距離感で音場の広さを判断している方には単純に「響かなくなっただけ」と感じるかもしれません。

付属ケーブルでは輪郭のシャープさが中高音域>低音域でしたが、中高音域が低音域と同じくらいの柔らかさになりました。低音域の締まり具合が好みでないなら音がぼやけたと感じるでしょう。

この変化によって高音域が微妙に衰えたと感じそうになりますが実際変わったのは輪郭の柔らかさだけなので高音が辛いのを抑える効果はないようです。

付属ケーブルで感じる派手さはだいぶ抑えられました。派手さが消えてしまったわけではありませんし地味でもないのですが、付属ケーブルの音色が好きだった方は大人しくなり過ぎたと感じてがっかりしそうです。

聞きやすくなったこととトレードオフで解像度と情報量は落ちたような気がしますが、アンプを使用すると程良く締まって解像度もいくらか復活し、低音域も少しだけ盛り返します。バランス接続よりアンバランスの方が良かったです。

ZS6を買ってはみたものの派手な個性が好みでない、反響が気になる、解像度は重視しない、聞きやすさ重視なら良さそうです。アンプを持っているなら解像度が犠牲になりづらいです。派手さを残したい、音場表現を変えたくない、解像度を落としたくないならおすすめしません。

Yinyoo YYX4763(8芯銀メッキ)

色はシルバーです。
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:YYX4763
  • 芯材:銀メッキ
  • 芯数:8芯
  • ストレートタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 通常価格:3,900円(2018/09/11)

商品ページに「ドンシャリっぽさ」と書いてあるケーブルです。audbos k5(TENHZ k5)のレビュー(3)で比較しています。なお所有しているのはmmcxなためmmcx→2PIN変換アダプターで試聴しています。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 全体的なバランスは変わらず
  • 反響が抑えられた

ZS6は元々ドンシャリ傾向があるのでケーブルの特徴である「ドンシャリっぽさ」の影響はあまり感じられません。高音が強くなったわけでも低音が強くなったわけでも中音域が凹んだわけでもなく、バランス的には付属ケーブルとあまり変わっていないようです。

私の耳では反響を拾いやすいfinal Eタイプと組み合わせても反響が足りず伸び不足です。

響き不足以外は悪くないのですがそこを置いておいても全体的になんとなく物足りません。

Yinyoo YYX4733(8芯銀メッキ無酸素銅)

8芯銀メッキOFCリケーブル Yinyoo YYX4733(2PIN 3.5mm)の画像
きれいなブルーです。
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:YYX4733
  • 芯材:銀メッキ無酸素銅
  • 芯数:8芯
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 3,589円(2018/11/09)
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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 高音がごくわずかに衰えた
  • 低音域が少し衰えた
  • 低音のアタック感は少しだけ強化
  • 反響が抑えられた

高音は音域全体の音量が衰えたのではなく尖った部分がわずかに和らいだ印象です。しかしシリコンのイヤーピースの場合、付属ケーブルで刺さりを感じた人にはまだ辛い可能性がありそうです。

低音域は全体的に少しだけ衰えたもののアタック感は強まったように感じられます。しかしアタック感だけでは低音域全体を支えきれておらずやっぱり微妙に不足していると思います。

反響も抑えられるため派手さがだいぶおとなしくなります。

アンプを使用すると低音が回復する傾向があり、かなりバランスが良くなります。ウレタンフォーム素材のイヤーピースで少し高音の尖りを抑えてやるとちょうど良いです。

派手さが衰えても良いので聞きやすくしたい、ウレタンフォーム素材のイヤーピースが苦手でない、アンプを持っている方におすすめです。付属ケーブルで感じられる派手さときらびやかさ、反響で広がる音色が好みならおすすめしません。

Yinyoo YYX4761(8芯銀メッキ銅)

8芯銀メッキリケーブル Yinyoo YYX4761(mmcx 2.5mm)の画像
金色とシルバーのミックス柄
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:YYX4761
  • 芯材:銀メッキ銅
  • 芯数:8芯
  • ストレートタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 価格:3,999円(2018/11/09)

所有しているのはmmcxなためmmcx→2PIN変換アダプターで試聴しています。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 高音域がやや衰えた
  • 低音域がごくごく僅かに衰えた
  • 反響が抑えられた
  • ZS6の個性が消えた

高音域全体が音量的にやや衰えました。高音の強さが気になっていた方には程々に聞きやすくなっていそうです。低音域もごくごく僅かに衰えた気がします。そのため全体的にフラットに寄ってきました。高音に加えて反響も抑えられたので派手さがなくなりました。

悪くはないのですが、ZS6の個性がなくなってしまいました。普通に聞きやすい無難なイヤホンという感じです。聞きやすくするにしてももうちょっと相性の良いケーブルを探したくなります。

NICEHCK HCYCX-123(8芯銀メッキ高純度銅)

  • NICEHCK
  • 型番:なし(製造元リファレンス情報がHCYCX-123)
  • 芯材:銀メッキ高純度銅
  • 芯数:8芯
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 通常価格:3,650円(2018/11/09)
  • 11/09時点で800円値引き中

このケーブルには4芯と8芯があるので購入時は間違えないようにして下さい。この記事では8芯の方をレビューしています。所有しているのはmmcxなためmmcx→2PIN変換アダプターで試聴しています。

audbos k5(TENHZ k5)のレビュー(3)BQEYZ KC2のレビュー(3)で比較しています。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 高音域がやや衰えた
  • 中低音域はさほど変わらず
  • 低音のアタック感がちょっとだけ強まった
  • 反響が抑えられた
  • 音の伸びと残響音は適度

高音域が音量的にやや衰えました。衰えすぎていないので聞きやすいバランスになっています。

しかし高音域の衰えに加えて反響も結構抑えられており、だいぶおとなしくなりました。音の伸びや残響音については適度なようなので響きすぎが気になっていたならこれも聞きやすくなってはいます。

低音のアタック感がちょっとだけ強まり、他の変化と合わせると気持ちよく聞ける派手過ぎない音色なんじゃないでしょうか。似た傾向(高音と反響抑制)のケーブルの中ではバランスが良いです。

付属ケーブルでは派手すぎる、高音がきつい、少し聞きやすくしたい方にはアリだと思います。反響が減りすぎないようにシリコンのイヤーピースと合わせることをおすすめします。

Yinyoo GXX4740(8芯銀メッキ無酸素銅)

8芯銀メッキOFCリケーブル Yinyoo GXX4740(2PIN 3.5mm)の画像
鮮やかな赤と銀色のミックスカラーです。
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:GXX4740
  • 芯材:銀メッキOFC
  • 芯数:8芯
  • ストレートタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 価格:4,500円(2018/11/09)
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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 低音域がやや衰えた
  • アタック感がやや緩い

低音のアタック感が弱まりました。音量的にも若干衰えたようで、低音が良く出るradius DEEP MOUNTなどでもあまり回復できません。また、ピークに達するまでの時間の付属ケーブルよりちょっと長いような気がします。そのせいか低音の締まり不足だと感じることがあります。

アンプを使っても低音不足およびアタック感の弱さのどちらもいまいち復活してこないです。

パンチがなくなり力の抜けるような音になってしまいました。相性が良くないです。

Yinyoo GXX4728(8芯高純度銀メッキ単結晶銅線)

銀メッキ8芯リケーブルYinyoo GXX4728(mmcx 2.5mm)の画像
暗めピンクっぽく見えますが色は銀メッキ色と銅色です。
  • ブランド:Yinyoo
  • 型番:GXX4728
  • 芯材:高純度銀メッキ単結晶銅線
  • 芯数:8芯
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 4,500円(2018/11/09)

ZO6255の低音が強いと感じていた時に「低音が衰える」とのレビューを見て買ったケーブルです。ZO6255のレビュー(3)audbos k5(TENHZ k5)のレビュー(4)で比較しています。購入したのはmmcxなのでmmcx→2PIN変換アダプターを使っています。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 低音域が衰えた
  • 反響が衰えた
  • 艶がなくなった

低音域の衰えが響いたのか、艶やかさがなくなりました。特にボーカルの魅力低下が激しいです。楽器の音は悪くないのですが…。

ボーカルの魅力が大きく衰えます。おすすめできないです。

Kinboofi KBF4725(8芯銀メッキ銅線)

8新銀メッキ銅線リケーブル Kinboofi GXX4725(2PIN 3.5mm)の画像
ややくすんだ銀メッキ色です。
  • ブランド:Kinboofi
  • 型番:KBF4725
  • 芯材:銀メッキ銅線
  • 芯数:8芯
  • 耳掛けタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 4,900円(2018/11/09)
  • ※2PIN 3.5mmの在庫なし

ZO6255のレビュー(3)audbos k5(TENHZ k5)のレビュー(4)で比較しています。ZO6255はパワフルなアンプで相性はなかなか良く、audbos k5は相性イマイチでした。

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  • 高音域
  • 中音域
  • 低音域
  •  音場
  • 情報量
  • 解像度
  • 高音が少し衰えた
  • 反響が抑えられた
  • アンプ使用で音質向上

反響が抑えられ、付属ケーブルでやや響きすぎだと感じていた方には適度もしくはちょっと不足があると感じられると思います。私はもうちょっと響いても良いかなと感じたので私の耳とZS6との組み合わせでは反響を拾いやすいfinal Eタイプを使って聞いていきます。

高音が少し衰えた気がしますが、それでもまだ高音の楽器はよく耳に入ってきます。低音は変わらないようなちょっと衰えたような微妙なところです。

パワフルなアンプを使用することで音質が向上するケーブルなので、持っているならアンプは使った方が良いです。空気感が良くなります。ですがZS6との組み合わせではアンプなしでも極端に音質が劣る印象はありません。

全体的に聞きやすくなりました。反響と高音の抑制が感じられるので、響きすぎと高音のつらさが気になっていた方におすすめです。アンプを持っているなら更に良いです。きらびやかさが衰えるので派手さを失いたくないなら向かないでしょう。また、高音が主張するのが気になりやすい方にもおすすめできません。

まとめ

3千円以下のケーブルと同様、所有している中には響きが抑えられるケーブルしかありませんでした。しかし情報量や解像度を落とさず良い感じに聞きやすくしてくれるケーブルは3千円以下よりも多かったです。

おすすめに入ったリケーブルも基本的には全て、反響が抑えられることでZS6のやや近い音の距離感相応の音場に感じられるようになります。加えて高音が衰えるケーブルでは派手さも衰えます。どちらかもしくは両方とのトレードオフで聞きやすくなる傾向があります。

  • 8芯高純度銅 KBF4759本記事内解説
    • 高音が少し出てきた
    • 低音が少し締まった
    • 反響が衰えた
    • 分離と定位向上
    • クロストークが大きく改善

出てくる高音を減衰させてバランスを取るためイヤーピースにコンプライを使う必要があります。ZS6の音が派手すぎて使いづらい、アンプを持っていない方にもおすすめです。1,000円クーポンが出ていることが多く2,000円台で購入できる可能性が高いです。コンプライ以外では、それなりに音質は衰えますが安いNew Beeのウレタンイヤーピースも使えないことはないです。

  • 銀メッキOFC YYX4784本記事内解説
    • 低音域がちょっとだけ衰えた
    • 反響が抑えられた
    • 音の広がりが衰えた
    • 音の輪郭が柔らかくなった
    • 派手さが抑えられた
    • 聞きやすくなった
    • 解像度・情報量が落ちた

やんわりと聞きやすくなります。ZS6の派手な個性が好みでない、反響が気になる、解像度は重視しない、聞きやすさ重視なら良さそうです。アンプを持っているなら解像度が犠牲になりづらいです。派手さを残したい、音場表現を変えたくない、解像度を落としたくないならおすすめしません。

  • 8芯銀メッキ無酸素銅 YYX4733本記事内解説
    • 高音がごくわずかに衰えた
    • 低音域が少し衰えた
    • 低音のアタック感は少しだけ強化
    • 反響が抑えられた

派手さが衰えても良いので聞きやすくしたい、ウレタンフォーム素材のイヤーピースが苦手でない、アンプを持っている方におすすめです。

  • 8芯銀メッキ高純度銅 HCYCX-123本記事内解説
    • 高音域がやや衰えた
    • 中低音域はさほど変わらず
    • 低音のアタック感がちょっとだけ強まった
    • 反響が抑えられた
    • 音の伸びと残響音は適度

付属ケーブルでは派手すぎる、高音がきつい、少し聞きやすくしたい方にはアリだと思います。反響が減りすぎないようにシリコンのイヤーピースと合わせることをおすすめします。

  • KBF4725 8芯銀メッキ銅線本記事内解説
    • 高音が少し衰えた
    • 反響が抑えられた
    • アンプ使用で音質向上

全体的に聞きやすくなりました。反響と高音の抑制が感じられるので、響きすぎと高音のつらさが気になっていた方におすすめです。アンプを持っているなら更に良いです。きらびやかさが衰えるので派手さを失いたくないなら向かないでしょう。また、高音が主張するのが気になりやすい方にもおすすめできません。

基本的にはどれも付属ケーブルよりは聞きやすくなります。耳障りの良さで言うとYYX4784(本記事内解説)>ウレタンフォーム素材のイヤーピース使用&アンプ使用のYYX4733(本記事内解説)>シリコンイヤーピース使用のHCYCX-123(本記事内解説)>KBF4725(本記事内解説)>ウレタンフォーム素材のイヤーピース使用のKBF4759(本記事内解説)です。

ただし解像度や派手さもこの順番で衰えが大きいです。ZS6の個性を残しつつバランスを良くするおすすめは上の逆の順番ということになります。

私はZS6の派手さが気に入っているので、今回の中で選ぶならアンプを使用してKBF4725(本記事内解説)か、KBF4759(本記事内解説)ですかね。ただしさっき見たらKBF4725は3.5mmの在庫がないようです。2.5mm再生環境もしくは2.5mm→3.5mm変換アダプターが必要になります。

次回は5千円から1万円までのリケーブルについて比較して行きます。なお最後にリケーブル編まとめを書くので、相性が悪いリケーブルの情報はいらない、ケーブル毎のレビューは大体で良い、そもそも長いのは読みたくない!という方はレビュー編まとめ(おすすめリケーブルまとめだけの回)をご覧ください。毎日は更新できないのでちょっとお待たせすることにはなります。