2019/08/26 中華リケーブル一覧をセール価格で更新しました。

[レビュー] Kinboofi KBF4759 8芯高純度銅リケーブル

今回はKinboofiの8芯高純度銅線リケーブル、KBF4759のレビューです。mmcxを購入して試聴してみたらかなり良かったので2PINも追加購入しました。1,000円クーポンが出ていることが多いので狙って買えば2千円台で購入することができます。

8芯高純度銅リケーブル Kinboofi KBF4759(mmcx/2PIN 2.5mm)の画像
明るい銅色

中華イヤホンはロット差・個体差があることがあります。同じイヤホンをお持ちで参考になさる場合はイヤホンごとのコメントを読んでお手持ちの個体と同じような感想かどうかも参考にして下さい。

最終評価だけでよろしければ『総評』だけどうぞ。

  • 高純度銅
  • 8芯
  • ストレートタイプ
  • 12ヶ月保証
  • 3,359円(2018/10/08)

2018/11/02:Amazonでは通常価格3,359円のところ1,000円クーポンが出ています。突然終わるのでご購入はお早めに。

Amazonの商品ページには以下の通り書かれています。

  • 全体域で音の分離感が向上
  • 音場の広がりや低域の伸びが効果として実感

中華リケーブルの柔らかい8芯の太さとしては普通くらいだと思います。

8芯高純度銅リケーブル KBF4759(mmcx 2.5mm)を手に乗せた画像
柔らかで取り扱いやすいです。

音質

ZO6255

  • ブランド:Zodic Audio
  • ドライバ構成:DD×2, BA×2
  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:120db ± 3db
  • 再生周波数帯域:10Hz~40,000Hz
  • ケーブル端子:mmcx
  • マイク搭載

*AliExpressのAnniversary SALE期間は3/28 16:00~4/1 15:59

ZO6255は付属ケーブルでは弱ドンシャリ傾向ですがリケーブルによって弱ドンシャリから、低音がしっかり出るバランスの良い音質まで変化が出るイヤホンです。長時間のエージングとリケーブル推奨。『[レビュー] ZO6255 (1) - エージングで本領発揮するイヤホン』から全4回でレビューを書いています。

また、KBF4759はZO6255のレビューリケーブル編で5千円以下のおすすめリケーブルの1本にランクインしています。

  • 音場が広がった
  • 解像度もなかなか高い
  • 銀メッキより若干マイルド
  • ボーカルがよく聞こえる
  • 高音はシャリシャリしない
  • スマホ直挿しなら全域でバランスが良い音質
  • アンプ(バランス)があれば低音しっかり厚みあり

シリコンのイヤーピース(SpinFit CP145)が合っていました。ウレタンフォーム素材のイヤーピースだとマイルド過ぎる感じです。

スマホなどに直挿しではどちらかというとどの音域も出すぎていないフラット寄りのバランスなので、ZO6255付属ケーブルに比べて低音が衰えたと感じる可能性はありそうです。フラットだと考えると十分出ていますが、ドンシャリ感を残したいなら向きません。

8芯の中で比較すると解像度もなかなか高いように感じました。また、他の8芯ケーブルよりボーカルがよく聞こえます。しかし近すぎないです。

アンプを通せば(モバイル用途の小型でも)締まりがある低音はアタックもしっかりで銀メッキよりも厚みがあり、高音はシャリシャリすぎない程度で十分出ていると思います。かなり良いです。

アンプなしでも悪くはありませんがアンプを持っているなら特におすすめできます。

audbos k5(TENHZ k5)

  • ドライバ構成:DD×2, BA×2
  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:100±2dB
  • 再生周波数帯域:20Hz-40000Hz
  • ケーブル端子:mmcx

*AliExpressのセール期間は8/26 16:00~

audbos k5(名前が変わってTENHZ k5)はフラット傾向でありつつも適度に高音の音量のピークが高まっていて低音のアタック感もまずまずで厚みもあるので弱ドンシャリっぽさも感じる、音場が広いイヤホンです。『[レビュー] audbos k5 改め TENHZ k5 (1) - 音場の広い優秀イヤホン』から全6回でレビューを書いています。第2回から第5回はリケーブル比較レビューなので、結論だけでよろしければレビュー第1回レビュー第6回だけどうぞ。

  • 厚みはなかなか
  • 高音は刺さらず
  • 低音は十分
  • ボーカルがよく聞こえる
  • 音の輪郭がやや緩い
  • アンプを使うとぐっと音質向上
    • 高音はよく出る
    • 低音しっかり
    • 音に厚みあり
    • 音が締まる
    • 音場が広がる

私自身は銅線リケーブルは音がまろやかになり過ぎると感じることが多いのですが、このケーブルはそうでもないです。まろやか過ぎずスキッとし過ぎず程良いと思います。ただアンプなしだと音の輪郭がやや緩いようにも感じられます。

高音は結構出ていますが、強すぎるとは感じずむしろマイルドさもあります。低音は十分ですがタイトさが物足りないような気がします。

k5は音場の広さで付属ケーブルとの相性が良いためKBF4759では少し狭まったような気もしますが、所有しているリケーブルの中ではわりとキープできている方だと思います。

この組み合わせでもアンプを使うと非常に音質が向上します。音が更に自然に締まることで分離と解像度が向上、若干マイルドになっていた高音はしっかり出て、低音の厚みが増します。低音のアタック感はアンプのパワーに比例するようですが、あまりパワフルでない方がアタック感が強くなり過ぎず万能タイプをキープできます。音域のバランスは個性の強いアンプでなければ大きくは変化しないようです。

また、k5はアンプで音が締まるタイプのケーブルで音場がその分狭くなることが多いのですが、このケーブルは程良く締まりつつ音場の広さを保っているようです。

アンプを持っているならおすすめできます。ZO6255でもアンプ使用で音質向上が実感できたので、このケーブル自体がアンプの効果が出やすいのかもしれません。

TENHZ P4 Pro

  • ドライバ構成:4BA
  • インピーダンス:26Ω
  • 感度:110db ± 3 db
  • 再周波数帯域:10Hz~40,000Hz
  • ケーブル端子:mmcx
  • 4N銀メッキリケーブル付属

購入してからkinboofiの別注カラーが出たのが残念。別注カラー(青)が良かったなー。

TENHZ P4 Proは中高音域が良く出ており低音域はやや控えめですがアタック感で補えているフラット傾向なイヤホンです。付属ケーブルの相性が微妙なのでリケーブル推奨。

  • フラット傾向は変わらず
  • 低音が少しだけ増した
  • アンプを使うとぐっと音質向上
    • 高音はよく出る
    • 低音しっかり
    • 音に厚みあり
    • 音が締まる
    • 音場が広がる

概ねaudbos k5(TENHZ k5)(本記事内解説)に似た音質向上傾向です。高音十分、中音域は凹まず、付属ケーブルでは控えめだった低音がやや増しています。

TENHZ P4 Proもアンプを使った方が格段に音質が良くなります。付属ケーブルでは若干ぼやっと感じられていた柔らかめな輪郭がやや締まりつつ、それによる音場の狭まりは最低限です。クリアさとともに解像度、情報量も向上します。

付属ケーブルではぼんやり感じる、もう少し低音が欲しい、リケーブルにあまり投資できないならおすすめです。アンプなしでも付属ケーブルよりは良いです。アンプを持っているなら更におすすめできます。

KZ ZS10

  • ドライバ構成:DD×1, BA×4
  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:104dB
  • 再生周波数帯域:7Hz~40000Hz
  • ケーブル端子:2PIN(0.75mm)

*AliExpressのAnniversary SALE期間は3/28 16:00~4/1 15:59

KZ ZS10は高音域≒中音域≧低音域かつ低音のアタック感がやや強いため低音寄り弱ドンシャリ感のあるバランスで、音場が広めのイヤホンです。アンプなしでも普通に聞けますが、本領発揮させるためにはアンプが欲しいイヤホンだと思っています。なお基本的にKZ製品は長時間のエージングが必要です。

  • フラット傾向
  • 低音が少し衰えた
  • 音場表現のバランスが良くなった
  • 解像度向上

ウレタンフォーム素材のイヤーピースだとクリアさ不足を感じるのでシリコンの方が良さそうです。AET07aで聞いていきます。

音域間のバランスは変わらずフラット傾向ですが、他のイヤホンとの組み合わせでも感じる低音の衰えがあります。しかしフラット傾向としてはさほど不足はないです。

ZS10では音によっては部分的に遠いと感じることがありました。しかしこのケーブルとの組み合わせではちょうど良い距離感と広がりになったと感じます。ただし少し反響が抑えられたのと遠かった音が程良くなったため音場は狭まりました。付属ケーブルの音場表現が好みだった方には音が近寄ったように感じられると思います。

解像度が向上し、少しですが楽器の音に艶が出てきました。

ZS10自体アンプを使うと音質が向上しますしKBF4759もアンプ使用で良くなるタイプなのですが、この組み合わせでは一長一短でした。高音が良く出るようになるため音域間のバランスがちょっとだけ変わり、イヤーピースはウレタンフォーム素材の方が良くなります。解像度、臨場感、分離、定位は向上するものの音が更に近寄った気がします。

ZS10と付属ケーブルの音場表現が好みなら変えない方が良いでしょう。全体的に一長一短で、音質向上する点と衰える点をトレードオフにしなければならない部分もあり、悩ましい組み合わせです。

KZ ZSR

  • メーカー:KZ
  • 型番:ZSR
  • ドライバ構成:2BA+1DD
  • インピーダンス:22Ω
  • 感度:107db
  • 再生周波数帯域:10Hz-40000Hz
  • ケーブル端子:2PIN(0.75mm)

KZ ZSRは独特の響きが作り出す音場の広さと、やや重みのある低音を持つイヤホンです。付属ケーブルでは弱ドンシャリとフラットの間くらいのバランスですが、その独特の響きのため付属ケーブルでは若干楽曲を選びます。ボーカル曲をノリよく聞けるタイプですが楽器が多いと響きが邪魔して気になる印象です。

  • フラット傾向に寄った
  • 低音がやや衰えた
  • 軽やか
  • 若干音場が狭まった

高音はさほど変わっていませんが低音がやや衰えたようで、高音がしっかり聞こえるフラット傾向です。ZSR特有の低音の重みが減って軽やかになった印象を受けます。リズムを刻む低音は十分な強さがあるので軽すぎるということはないと思いますが、低音好きな方には物足りなくなってしまうかもしれません。

むしろ高音も少し抑えてしまってフラットに寄せようかと、イヤーピースを接着剤加工したNew Beeのウレタンイヤーピースに変えてみたらかなり良かったです。加工なしだとちょっとぼんやりしますが悪くはないです。コンプライはイマイチでした。

独特の響きと伸びが抑えられて音場が若干狭まりました。音場や音の伸びにこだわりのある方はこの組み合わせでは不満だろうと思います。

ZSRとの組み合わせではアンプなしでも十分です。アンプによるとは言え少しだけメリハリが増す程度ですし、むしろバランス的には使わない方が良いようにも感じます。

ZSRを買ってはみたものの個性が合わない、もっと楽曲を選びにくくしたい、低音が重すぎると感じるならアリだと思います。しかし音域間のバランスや伸びやかさをそのままに音質向上したいと考えているなら向かないでしょう。

KZ ZS6

  • メーカー:KZ
  • ドライバ構成:DD×2, BA×2
  • インピーダンス:15Ω
  • 感度:105dB
  • 再生周波数帯域:7Hz-40000Hz
  • ケーブル端子:2PIN(0.75mm)

KZ ZS6の初期ロットは刺さる高音がすごかったようですが、私が購入した2018年夏時点のロットは付属ケーブル+シリコンのイヤーピースでは高音寄り弱ドンシャリです。派手めな音色、クリアでなかなか解像度の高いイヤホンだと思います。『[レビュー] KZ ZS6 (1) - 手元の個体は弱ドンシャリ…ただし本質的には刺さる可能性あり』からレビューを書いています。

  • フラット傾向
  • 高音の尖りが抑えられた
  • 低音が衰えた
  • 音場がやや狭まった

ZS6は高音が減衰しないタイプのシリコンイヤーピースでは高音に若干シャリ感があるのですが、シリコンでもシャリ感を感じにくくなりました。低音の衰えも感じます。そのためややフラットっぽくなり、更に大人しくなった印象を受けます。低音も高音もフラット相応になら不足ないのですが音量を上げたくなります。

付属ケーブルの音色が派手過ぎると感じているならそこをわずかに抑えつつ聞きやすしてくれますが、ZS6の個性、主に迫力ときらびやかさが衰えたとも言えます。アンプを使用すると低音のアタック感がやや回復、特にバランス接続なら音場も広がりますが、それでもややおとなしめです。

ZS6の音色は派手すぎる、聞きやすくしたいならおすすめできます。

BQEYZ KC2

  • ブランド:BQEYZ
  • ドライバ構成:2BA+2DD
  • インピーダンス:15Ω
  • 感度:105dB/mW
  • 再生周波数帯域:7-40000Hz
  • ケーブル端子:2PIN(0.78mm)
  • 付属ケーブル芯材:純度銅芯

*AliExpressのセール期間は8/26 16:00~

BQEYZ KC2は高音域=中音域≧低音域なフラット傾向に近いバランスで高音域に主張があるため高音寄りフラット傾向だと感じる、音場広めのイヤホンです。『[レビュー] BQEYZ KC2 (1) - エージング必須!箱出しがダメでも返品しないで欲しいイヤホン』から6回に分けてレビューしています。第2回から第6回はリケーブル比較レビューなので、結論だけでよろしければレビュー第1回レビュー第6回だけどうぞ。

  • アンプ使用で音質向上
    • 付属ケーブルとほぼ同じ高音寄りフラット
    • 低音のアタック感が強まる
    • 情報量と解像度のバランス向上
    • 音が締まりつつ音場をキープ

アンプ使用前提です。アンプなしだと付属ケーブルから特筆すべき音質の向上は感じません。

付属ケーブルの音域のバランスや音場の広さをあまり変えずに全体的に音質が向上します。

アンプがパワフルであるほど高音が尖ってくる印象です。しかし据え置きアンプでも刺さるとまでは行きません。全体的にはクリアで、付属ケーブルよりスキッとします。

音の厚みは付属ケーブル+小型Bluetoothアンプ(RADSONE EarStudio ES100)+コンプライ Ts-500の方が出ていると思います。音の厚みを重点的に改善したいならこのケーブルでは不足ではないでしょうか。

しかし低音の強さは十分でアタック感もしっかり感じられるので軽くはありません。アタック感もまたアンプのパワーに比例し、キレ的にも低音の音量的にも強まります。バランス接続よりアンバランス接続の方が音場の面でも迫力の面でも良いと感じました。

全体的にクリアになりました。分離、定位、解像度も向上します。音場の狭まりはありますが、さほど気になりません。

アンプを持っている、音域のバランスは付属ケーブルから変えたくない、付属ケーブルではクリアさ不足だと感じるならおすすめできます。

HiFiHear F30

  • ブランド:HiFiHear
  • ドライバ構成:2BA+1DD
  • インピーダンス:22Ω
  • 感度:116dB
  • 再生周波数帯域:20-20000Hz
  • ケーブル端子:mmcx
  • 付属ケーブル芯材:4芯7n銀メッキケーブル

*AliExpressのAnniversary SALE期間は3/28 16:00~4/1 15:59

耳触りが良いと評判のイヤホンですが、個体差で高音強めのものがあるようです。また、こもりもあったのでエージングは必要だと思います。ちなみにHiFiHear F30は付属ケーブル(3.5mm端子が短い)でエージングが進まないことがあるようです。

  • フラット傾向
  • 高音が抑えられた
  • 低音が少しだけ衰えた
  • イヤーピースを選ぶ

高音が抑えられて聞きやすくなり、イヤーピースで高音を減衰させる必要がなくなりました。

しかしイヤーピースを選ぶようです。AET07aNew BeeのウレタンイヤーピースJVCスパイラルドットあたりが良かったです。クリスタルチップスAET08afinal Eタイプだと高音が変に響いてしまいます。

低音もほんの少しですが衰えました。しかし不足するほどではなく、低音不足だと軽くなる楽曲でも不満は感じません。

アンプを使用すると音場が狭まる傾向があるようです。アンプなしでいいんじゃないでしょうか。

かなり聞きやすくなりました。高音が強いF30を持っていて聞き疲れると感じている方、イヤーピースを複数ストックしていて合うものを選べる方のおすすめです。イヤーピースを多く用意していない方はシリコンならAET07aが4ペア981円、ウレタンならNew Beeのイヤーピースが6ペア950円とコスパが良く、ストックにおすすめですよ。

総評

穏やかに締まってクリアになるので、解像度・情報量・分離が良くなったと感じられます。付属ケーブルで音場が広いタイプの場合、リケーブルすると狭まってしまうことがあります。しかしKBF4759は比較的音場の広さをキープしてくれます。

弱ドンシャリ傾向のイヤホンの場合は低音がわずかに衰えたと感じますが不足は感じないので、実際はちょっと締まりつつ伸びやかになったのかもしれません。アンプなしでは高音がやや衰えます。アンプありでは付属ケーブルのバランスを変えずに音質向上することが多いです。

高音寄りフラットもしくは弱ドンシャリ傾向のイヤホンの場合、付属ケーブルがチープ、高音がきつくて疲れる、リケーブルにあまり投資できないなら試してみる価値があると思います。

フラット傾向のイヤホンでは銅線の効果か、わずかながら低音が強化されるようです。また、アンプの使用でドンシャリ傾向のイヤホンよりも明確に音質向上を感じられるので、できればアンプを使いたいと感じました。

高音にも低音にも寄らないフラット傾向のイヤホンの場合、付属ケーブルではぼんやりしていると感じる、もう少しだけ低音が欲しい、リケーブルにあまり投資できないならおすすめできます。アンプを持っているなら更におすすめです。

KZ ZS10だけは微妙でした。音が近寄っても良いならナシと言うほどではありませんが、音場が遠く広がったように聞こえるタイプのイヤホンとの相性が良くないのかもしれません。

2018/11/02:KBF5759はAmazonで通常価格3,359円のところ1,000円クーポンが出ています。突然終わるのでご購入はお早めに。